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タヌキノート

興味あることの備忘録や考えたことを書いていきます

Tanuki Note

興味あることの備忘録や考えたことを書いていきます

久しぶりに読み返したいオススメ本

 

昔から本を読むのは好きで、学生の頃は本の虫だった。

読みたい本を全て買うには金銭的な余裕がなかったので、学生の頃はよく近所の図書館にはお世話になった。

基本的には図書館の利用で済ませていたが、好きな作家さんや何度も読み返したい作品は購入するようになった。働くようになっては読む量は減ったが、逆に最初から購入することも増えてきた。

先日引越しをしたので、手持ちの本の整理をした。

今回は整理の際に久しぶりに読み返したいと思った本の中から、

オススメの作品を紹介したい。

 

 

1)QED 六歌仙の暗号  

  

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 神社巡りと墓参りが趣味で歴史と民俗学の知識が豊富な主人公が、これでもかと言う程薀蓄を披露してくれる歴史ミステリー。

 「六歌仙」と馴染みのない言葉がタイトルであるが、冒頭より七福神がテーマに話は進んでいく。物語も半ばにさしかかった辺りでようやく「六歌仙」の名前が出てくるでので、最初はタイトルと内容に疑問を感じるかもしれないが、最後はきちんと収束するのでご安心を。

 歴史ミステリーであるがミステリー部分よりも、歴史と民俗学の知識を楽しんでもらいたい作品。歴史は中学高校までの教科書でなんとなく勉強したことしかなく、平安時代なんかは「和歌詠んでのんびりしてる」イメージだったが、本書を読みだいぶ印象が変わった。怨霊や祭事などが当時の最新のサイエンスや技術であったりと、当時のことは当時のモノの見方をしなくては、きちんと理解できないことを学べる作品である。

なんで初夢は新年2日目の夢のことを言うのかなど、読んだら誰かに言いたくなる知識も書かれている。本作はシリーズ2作目であるが、前作は和歌に馴染みないと読み進めるのがキツいので、本作より気軽に読み始めてほしい。

 

2)時計館の殺人

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十角館の殺人」で有名な綾辻行人館シリーズの5作目。

当シリーズは建築家 中村青司が携わった奇妙な館を舞台に殺人事件が起きる。

ミステリの禁じ手の「隠し部屋」や「隠し通路」などの特別な構造が、中村青司のゆかりの「館」には何らか形で設計されていることが前提になっている。

そのため読者としては犯人やトリックを考える際に、どんな特別な構造が「館」にあるかも検討課題になり頭を悩ませる。

当シリーズは順番通りに読んできたが、初めてどんでん返しに対して驚きの声を上げてしまった。

一気に謎解きまで読んでしまいたくなるが、ぜひ自分で誰が犯人で、どんなトリックで、「館」にどんな構造があるか考えてみてほしい。

きっとその考えを凌駕した結末に出会えると思う。

 

3)Dr.クマひげ 

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ヤングマガジンに連載されていて、第1巻 が1986年8月に発売医療漫画。

髭面のむさくていにもオッさんが歌舞伎町のオンボロ診療所で奮闘する。

普段はだらしないが命を救うこととなると情熱の塊になるさまを、いい意味で暑苦しく描かれている。

文庫本の帯に書かれている「人間、捨てたもんじゃない。」を感じさせてくれる作品である。